こんにちは、「薬Talk」編集長のNroriです。
朝の薬局ってなんか“プチ事件”が多くないですか?
プリンターが詰まる、レセコンが「アップデートしませんか?」と聞いてくる、
そしてFAXが患者さんより先に出勤している。
そんな朝のルーティンの中、今日の主役はスタッフAさんからの一通のLINEでした。
「喉が痛くて…今日はお休みさせていただきます」
…えっ!?まさかの“喉”だけで!?
朝イチから心の中の昭和がざわついた、薬局あるあるな一日が始まりました。
目次
📲 「喉が痛い…熱はないけど悪化してきてて…」
メッセージの主は、いつも明るくてテキパキ働くパートのAさん。
たしかに体調不良なら無理は禁物。
でも…でもですよ。
昭和魂が叫びました。
「喉が痛い“だけ”で休むのか!?」
🧓「俺たちの時代はさ…」
心の中の昭和上司がささやくのです:
- 熱がなければ出勤
- のど飴があればOK
- 仕事は気合いと根性
でもその声を、「今の薬局の現実」が静かに否定してきます。
「無理して出勤される方が困る」
「薬局は医療の最前線」
「感染対策上も慎重な判断が必要」
💊薬剤師としての風邪対策と判断ポイント
薬局という職場では、体調不良の対応基準が他業種よりも厳しくなります。
特に喉の痛み・咳・鼻声などは患者さんにすぐ伝わります。
以下のような時は、出勤を見合わせる判断が妥当です:
- 咳やくしゃみが止まらない
- 発熱がある、または悪寒がある
- マスクをしていても声が出しにくい
- 感染症の疑い(家族の発熱など)
また、軽い風邪をひいたときのセルフケアも重要です。
✔ 軽い風邪症状へのセルフケア例:
- うがい・手洗いをこまめに
- 睡眠を十分にとる(最低7時間)
- 喉を保湿(マスク・のど飴・加湿器)
- 水分補給(白湯・カフェインレスの温かい飲み物)
🌀とはいえ「今日の人員、どうするのよ問題」
ちなみに当薬局はOTC併設型の薬局で、薬剤師3名・事務スタッフ2名の体制。
そう、Aさんの欠勤も理解できる。
けど現実は…
- シフト穴あき
- 処方箋FAXどっさり
- 電話鳴りっぱなし
- レジと受付はワンオペ状態
「うわ〜今日に限って忙しいヤツ〜〜〜😭」
薬局あるある炸裂です。
🧠結論:体調不良で休むのは、正しい。でも…
「休む=悪」ではない。むしろ今の時代、それが正しい。
だけど、それによって現場が火を吹くのもまた現実。
大事なのは、責めることではなく、
「お互いさま」精神で支え合えるかどうかだなあと感じました。
☕今日の一句:
無理しない 正論だけど 胃が痛い
Aさんには「お大事に」と返信し、
私は今日も薬歴を打ちながら、受付に立ち、電話に出つつ、
心の中で叫びました:
「Aさーん!早く治ってー!!」
それではまた、「薬Talkの日記」でお会いしましょう!
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