ベピオゲルは市販されていません|処方箋医薬品です。そしてウォッシュゲルは濃度が2倍、洗い流さないと危険です

ベピオウォッシュゲルの使い方 塗って洗い流すニキビ治療薬の特徴と注意点 医薬品
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こんにちは、「薬Talk」編集長・薬剤師のNoriです!

本サイトは、薬剤師をはじめとする医療従事者向けの情報提供サイトです。記載内容は告示・通知・添付文書などの原文を確認したうえでまとめています。一般の方が医薬品の使用を判断される際は、必ず医師・薬剤師にご相談ください。
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今回は2025年6月に登場した新しいニキビ治療薬「ベピオウォッシュゲル5%」について、薬剤師目線でわかりやすく解説します。

「過酸化ベンゾイル製剤なのに“洗い流す”ってどういうこと?」
「ベピオゲルやローションと何が違うの?」

こんな疑問をもった方へ向けて、特徴・使い方・適する患者像まで、しっかりまとめました。服薬指導や患者説明のヒントにもなる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。


項目内容
製品名ベピオウォッシュゲル5%
有効成分過酸化ベンゾイル(BPO)5%
剤型洗い流すタイプのゲル
製造販売元マルホ株式会社
適応症尋常性ざ瘡(にきび)
発売日2025年6月16日

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株式会社メディカルリソースが運営する薬剤師専門サービスです(2000年設立)。転職だけでなく「派遣」を扱っているのが特徴で、有料職業紹介(13-ユ-010743)と労働者派遣(派13-010770)の両方の許可を持っています。拠点は全国12支店。運営元は日本調剤グループです——選ぶ材料になるので書いておきます。

「派遣」は、常勤か辞めるかの二択しかないと思っている人ほど知っておく価値があります。いま動く予定がなくても相場は交渉材料になりますし、地域差は大きい——厚労省の偏在指標で見ると、足りない地域ほど条件は動きます。在宅に移りたい方は「力を入れています」を届出で見分ける方法もどうぞ。

※ 本記事の制度・添付文書に関する記載はすべて原文を確認しており、広告主の影響を受けていません。

  • 適応症:尋常性ざ瘡(顔・胸・背中など)
  • 用法・用量:1日1回、洗顔後に患部へ適量塗布し、5~10分後に洗い流す
    → いわゆる「ショートコンタクトセラピー」という使い方です。

まずは表の前にポイントを説明します。

  • 刺激に敏感な方:短時間接触で刺激が軽減
  • 脱色を避けたい方:洗い流すことでリスク低減
  • 体幹部(胸や背中)にも使用したい方
  • 小児(9歳以上):小児試験実施済みで安心
  • 初めてニキビ治療薬を使う方:継続しやすい使用感

  1. 使用タイミング:夜の洗顔後がベスト。お風呂の後でもOK。
  2. 塗布方法:
    • 清潔な手で赤ニキビ部分に薄く塗る
    • 顔は目・口・鼻周囲を避けて
    • 体は胸・背中などへも塗布可能
  3. 放置時間:5〜10分(この間に歯磨きやスマホ操作をしてもOK)
  4. 洗い流し:15秒以上、水のみで十分(石鹸不要)
  5. その後のスキンケア:保湿剤は併用可能。ただし刺激物(レチノールやビタミンC誘導体など)は避ける

  • 顔のみ:1回あたり1g前後(小豆〜パール粒大)
  • 体幹部(背中など)含む場合:2~3g程度を目安に

※チューブから出る量を患者さんにも伝えられると◎


  • 皮膚刺激:初期は赤みや乾燥が出やすいが、1か月以内に軽快することが多い
  • 接触皮膚炎:ジュクジュクやかゆみが強い場合は中止して受診
  • 漂白リスク:塗布後に衣類や寝具に触れると色落ちの可能性あり
  • 紫外線対策:使用中は日焼け止め必須。日焼けマシン・光線療法NG
  • 粘膜には塗布しない:目・口・鼻など、粘膜や傷口は避ける

BPO製剤は、赤ニキビだけでなく「マイクロコメド(毛穴詰まりの初期段階)」にも効果があります。
赤みが引いても、継続使用を促すことで再発防止につながります。


市販されていません。通販でも買えません

先に結論を書きます。ベピオゲルもベピオウォッシュゲルも「処方箋医薬品」です。

処方箋医薬品
注)注意―医師等の処方箋により使用すること

ドラッグストアにも、Amazonや楽天にもありません。「市販で買えるベピオゲル」は存在しない、というのが答えです。皮膚科を受診して処方を受ける必要があります。

通販サイトで似た名前の商品が出てくることがありますが、過酸化ベンゾイルを含む国内承認の外用薬は、いずれも処方箋医薬品です。個人輸入品は品質・安全性が保証されません。

濃度が2倍違います。添付文書がわざわざ注意しています

ベピオゲル/ローションベピオウォッシュゲル
過酸化ベンゾイル2.5%(25mg/g)5%(50mg/g)
使い方塗ってそのまま塗って5〜10分後に洗い流す
臨床試験の年齢12歳未満は実施なし9歳未満は実施なし

〈ベピオウォッシュゲル5%〉本剤の有効成分濃度及び用法・用量は、過酸化ベンゾイル2.5%製剤と異なることに注意すること。

〈ベピオゲル2.5%〉本剤の有効成分濃度及び用法・用量は、過酸化ベンゾイル5%製剤と異なることに注意すること。

お互いに「違うから注意しろ」と書き合っています。ここまで書かれるのは、取り違えが実際に想定されているということです。

ウォッシュゲルを「塗りっぱなし」にすると、2倍の濃度を洗い流さずに置くことになります。逆にゲルを洗い流したら、効果が期待できません。交付時に必ず確認してください。

「ニキビが増えた」と言われたとき

まず確認したいのは、本当にニキビが増えたのか、皮膚の副作用が出ているのかです。頻度を見てください。

15.3%皮膚剥脱(鱗屑・落屑)ベピオゲル2.5%
12.3%紅斑同上
11.4%刺激感同上

3つとも1割を超えています。赤くなって皮がむけて、ヒリヒリする——患者さんが「ニキビが増えた」「悪化した」と表現する見た目と重なります。

ただし、放置してよいという意味ではありません。添付文書はこう書いています。

本剤の使用中に皮膚剥脱(鱗屑・落屑)、紅斑、刺激感、腫脹等があらわれることがある。紅斑や腫脹が顔面全体や頚部にまで及ぶ症例も報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の使用を中止するなど適切な処置を行うこと。

顔全体や首まで広がる例が報告されています。「最初はこんなものです」と言い切らず、広がっているか/腫れているかを聞いてください。広がっていれば受診勧奨の場面です。

交付時に必ず伝える5点

14.1.3 本剤は漂白作用があるので、髪、衣料等に付着しないように注意すること。

14.1.5 切り傷、すり傷、湿疹のある皮膚への塗布は避けること。

14.1.6 眼、口唇、鼻翼及び粘膜を避けながら、患部に塗布すること。……万一、眼に入った場合は直ちに水で洗い流すこと。

14.1.2 他の外用剤と併用する場合は、皮膚刺激症状が増すおそれがあるため注意すること。

8.3 本剤の使用中には日光への曝露を最小限にとどめ、日焼けランプの使用、紫外線療法は避けること。

  • ◻️ 枕カバー・タオル・衣類が脱色します。白いタオルを使う、と伝えると納得されます
  • ◻️ 髪にも付けない。前髪がかかる額に塗るときは要注意です
  • ◻️ 目・唇・小鼻のわきは避ける
  • ◻️ 他の塗り薬と重ねると刺激が増す(ディフェリン等を併用しているか確認)
  • ◻️ 日焼けを避ける。日焼けサロンは不可

1つめは、言い忘れると必ずクレームになります。「枕カバーが色落ちした」は実際によくある話です。薬の説明より先に伝えてもいいくらいだと思っています。

  • ベピオウォッシュゲル5%は“洗い流す”新スタイルのBPO製剤
  • 従来品に比べて刺激が少なく、漂白トラブルも軽減
  • 顔・体両方に使え、小児にも適応あり
  • 適切な使い方と継続指導で、ニキビ治療の強い味方に!

薬剤師としては、使用方法の丁寧な説明と、患者ごとのライフスタイルに合った剤型選びがカギです。


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ベピオウォッシュゲルBOOK(こばやし皮膚科クリニック監修)

マルホ株式会社 製品資料

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